妻山神社流鏑馬執行


毎年10月19日は乗馬クラブバルバロのすぐ近くにある妻山神社の流鏑馬行事が行われる。
流鏑馬は昔から行われていたが、最近までは本格的な流鏑馬ができるような環境が整っていなかったために昔のような勇壮な流鏑馬というものができておらず、馬を1頭抑えながら止まったままでの騎射であった。バルバロでは副島正良オーナーが若いころに行われ自らも騎乗していたことから、これを機会に歴史のある勇壮な妻山神社流鏑馬を再興することになる。
現在3名ほどの射手を養成しており、今年は2名の射手により本格的な流鏑馬を奉納した。
射手の一人貞松幹彦君はTVでも紹介されるほどの名手。またもう一人の永松良太君もひけをとっていない。2人とも副島オーナーの厳しい練習の成果を見せつけてくれた。

平成17年10月19日(水)のもよう

今年は昨年と違って大変よい流鏑馬日和でとても気持ちのよい日差しで行事を行うことができました。
また、今年からこどもの射手が登場し、本人達は流鏑馬が近づくにつれとても緊張していたようですが事故もなく無事にお役目を果たすことができ、大変喜んでいました。平日にも拘わらず大勢の見物客も子供らの奉射が的を射るたびに大きな歓声が起きていました。

ことしの妻山神社の流鏑馬は大人の射手が1人増え、また子供の射手が3人増えたので あわせて6名になりました。

前列左より 
翔平君(朝日小4年)、
優花ちゃん(武雄小6年)、
東島君(須古小5年)

後列左より 
貞松君、永松君、本田君
大人の本流鏑馬の前に子供による奉射が行われました。
ポニーで駆ける翔平君とのんのんで駆ける東島君と優花ちゃんの3名で初披露でした。
(写真はのんのんの東島君)

平成15年10月19日(日)のもよう

午後1時過ぎ火矢が放たれ上の宮から神事が始まる 射手2名と武将などを含む関係者が約1時間30分程の神事で今年の豊作御礼と流鏑馬の無事を祈念する。 上の宮の神事が終わると御神体の乗った神輿を担ぎ下の宮へ向かう
左: 今年は手作りのミニチュアの的と羽矢を神前に奉納、お祓いを受けた後見物客に家内安全のお守りとして振舞った。


右: 流鏑馬に使われる的。以前は藁を編んで的にしていたといわれる。


御神馬としての役目のため和鞍をつけ化粧の飾りをつける。


下の宮に向かって御神馬を引いていく。
神事が終わり、ほっとした表情で
ややお疲れ気味 (?) の射手2名 
  (左:永松君  右:貞松君)
流鏑馬の出番を待つホワイトレディ
とってもおとなしく優しい性格です。
ホワイトレディに乗る貞松射手とマックストルネードに乗る永松射手。 いよいよ出陣だ。
「妻山神社奉納流鏑馬始めませい!」という馬場奉行の掛け声と同時にいよいよ勇壮な流鏑馬が開始される。 一の射手の貞松射手が矢をつがえて三の的に向かっている。 二の射手の永松射手も三の的を見事に命中させ見物客から大喝采を受けている。
一の射手、続けて二の射手の騎射が終わると馬場末からともに馬場元へ引き返し、次の騎射へと移りこれを4回繰り返す。 雁股の矢の奉射が終わると最後に鏑矢で扇子を打ち落とす。普通の大きさの扇子でこれを打ち落とすにはかなりの技術が必要だ。 写真では良く見えないが扇子が見事に打ち落とされている。
今年で本格的な流鏑馬をはじめて2回目とあってまだまだ課題はあるが、流鏑馬としてはかなり高度な奉射がおこなわれた。 馬場が150mと短いため一の的はやむを得ず止まったままの馬上からの奉射であるが、二の的と三の的はかなりの速度で走りながらの奉射であり、射抜かれた的は16本中14本というすごい結果だった。 この迫力と緻密なまでの確実な奉射に観客は最後まで惜しみない拍手と喝采で2名の射手を讃えていた。

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